★欧州市場朝方の取引では、主要通貨のクロス円は小幅反発となったが、NYダウ先物が伸び悩む中上値も限定的となった。なお、欧州株は小幅安で取引を開始した。米ドルインデックス指数が先週末年初来高値を更新した後だけに、前週末比小幅安となりドルは主要通貨に対して弱含みとなった。ただ、米FOMCの結果を見極めたいとの見方から、値幅は限定的だった。欧州市場中盤の取引では欧州通貨を中心にドル売り戻しの動きが進展した。
米12月NY連銀製造業景気指数が10.9となり、市場予想の20.6を下回ったことが分かると円買い・ドル売りが先行した。米国株の大幅続落や米長期金利の低下幅拡大を背景にリスクオフの円買いが優勢となった。一時300ドル超安まで下落したNYダウが30ドル安水準まで下げ幅を大きく縮小したことでドル売りが一服となった。その後、持ち直し気味だった米国株が再び下げ幅を拡大する動きになるとドル売りが再燃した。利上げけん制発言もドル/円の重石となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月消費者物価指数改定値:前年比+1.9%(予想:+2.0%、速報値:+2.0%)
・ユーロ圏・11月消費者物価コア指数改定値:前年比+1.0%(予想:+1.0%、速報値:+1.0%)
・ユーロ圏・10月貿易収支:+140億ユーロ(9月:+131億ユーロ)
・米・12月NY連銀製造業景気指数:10・9(予想:20.0、11月:23.3)
・米・12月NAHB住宅市場指数:56(予想:60、11月:60)
・米・10月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く):+313億ドル(9月:+308億ドル)
★欧米イベント
・112.65-113.42円のレンジ相場
・EU・スイス間の関係懸念が後退しユーロ買い
・世界的な経緯減速懸念から欧米株が大幅下落
・米12月NY連銀製造業景気指数が大幅に予想下回る
・トランプ大統領とナバロNTC委員長が利上げけん制
・NYダウ507ドル安、VIX指数は21.63から24.52へ上昇
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