★欧州市場朝方の取引では、先週末のドル高の流れが持続した。ポンドは合意なき離脱が現実味を帯びる中、主要通貨に対して全面安で推移した。なお、英国株の上昇で欧州株は全般的に下げ渋った。日米の中銀会合を控えドル上値追いの動きも見られず、108.65円前後と先週末NY市場終値水準でもみ合い推移となった。NYダウ先物はプラスに転じた半面、米長期金利は戻りが鈍く方向感を欠いた展開となった。欧州通貨の取引が活発だったことで、ドル/円は蚊帳の外で小動きが続いた。しかし、対ポンドを中心としたドル高に支えられる形で、ドル/円も欧州時間に入ってからの高値を付けた。
週末に『英政府はEUからの合意なき離脱を視野に入れている』との英紙報道が相次いだことを受けて、ポンド/ドルの下落に伴う円売り・ドル買いが出て一時108.90円まで上昇した。その後は、上伸を後押しする手掛かりが乏しく、上向きの流れが落ち着いた。ドルが強含みの要因だった対ポンドでのドル買いが落ち着き、ドル/円の動きも収束した。
★欧米主要経済指標
・英・6月住宅ローン承認件数(中銀):6.64万件(予想:6.58万件、5月:6.56万件←6.54万件)
・米・7月ダラス連銀製造業活動指数:-6.3(予想:-6.0、6月:-12.1)
★欧米市場のポイント
・108.58-90円のレンジ相場
・英政府のEUからの合意なき離脱が現実味を帯びてポンド売り優勢
・ポンド安を受けてロンドン株式相場は大幅続伸
・ドル買いが進んだ影響を受けて円売り・ドル買いが強まる
・NYダウは上昇する一方でナスダックは下落するなど小動きの展開
・VIX指数は12.16から12.83へ上昇
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