FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 パウエル議長発言後はドル売り戻し!

 

★欧州市場朝方の取引では、欧州主要株価指数が反発して取引をスタート、NYダウ先物も小幅プラス圏に転じたことを背景に、リスク許容度がいくぶん改善され、ドルが主要通貨に対して弱含みとなった。欧州主要株価指数が寄り付き直後から全面高で推移するなか、戻り売りは弱くドルは115.25円前後と前日比横ばいだった。欧州株式市場で主要指数が強含むほか、NYダウ先物もプラスで推移し、欧米株高を好感した円売りが押し上げた。欧州株が上昇して始まったほか、NYダウ先物も堅調に推移したことでリスク選好の円安が進行した。

 

この後予定されているパウエル米FRB議長の公聴会でのタカ派発言を期待した先取り的な買いが散見された。米金利先高観を背景としたドルの底堅さは継続され上値を伸ばした。パウエル議長の再任指名承認公聴会が開始され、質疑応答待ちとなり、ドル買いが一段落した。パウエル議長証言が警戒された程タカ派色が強まらなかったことでドルの売り戻しが優勢になった。米10年債利回りの低下や、NY序盤に水準まで上昇していた同2年債利回りが上昇幅を吐き出したことなどがドルの重石になった。

 

★欧米主要経済指標

特になし

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は115.09-68円のレンジ

・パウエル議長のタカ派発言を期待したドル買い先行

・警戒された程タカ派色が強まらずドル売り戻し

・パウエル議長発言後に米長期金利が低下に転じる

・メスター米クリーブランド連銀総裁はタカ派発言

・米長期金利の上昇一服で高PERのハイテク株買い

・VIX指数は19.40から18.41へ低下

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