★欧州市場序盤の取引では、香港株が反発、欧州主要株価指数も小幅高で推移する中、リスク回避の円高圧力が後退した。なお、日経先物は70円高に反発、米長期金利は1.25%台に小幅上昇した。日経先物が反発する中、リスク回避の円高圧力は緩和され、円売り戻しの流れが持続した。しかし、米FOMCの結果待ちムードが強く方向感が鈍く、110円大台回復には至らなかった。その後、全般ドル買いがやや優勢となる中、110円台を回復した。ただ、米FOMC結果を見極めたいこともあり方向感は限定的だった。
米長期金利が1.27%近辺まで上げ幅を拡大し、ドルが底堅い動きになった。米長期金利が1.27%まで上昇後、1.25%まで低下するとドルが反落した。米FOMCの結果発表を控え、徐々に様子見ムードが広がったが、ドルが欧州通貨に対して売り戻された影響を受けて上値の重い展開になった。米FOMCでテーパリング条件達成に向けて前進との文言で米長期金利上昇でドル買いが優勢になった。しかし、パウエル米FRB議長が労働市場の回復は程遠いとの見通しを繰り返したことでドル買いは後退した。
★欧米主要経済指標
・米・6月卸売在庫速報値:前月比+0.8%(予想:+1.1%、5月:+1.3%)
・米・6月前渡商品貿易収支:-912億ドル(予想‐880億ドル、5月-882億ドル)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.76-110.28円のレンジ
・欧州株の反発で投資家の過度なリスク回避姿勢後退で円売り
・米FOMCでは政策金利の据え置きを決定
・テーパリング開始に向けた議論が進んでいることを示唆
・パウエル米FRB議長が『利上げには程遠い』などの発言でドル売り
・VIX指数は19.36から18.31へ低下
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