★欧米市場朝方の取引では、ポンド売りが優勢の展開となり、この影響で全般的なドル安・円安の流れは一服した。欧州勢参入後は、ドルは前日比で高安まちまちの展開となり、ドル/円は112.70円近辺でドル高が持続した。欧州株全面高、NYダウ先物も上昇したが、利益確定売りとみられるドル売りが入った。
英国のEU離脱における先行き警戒感からポンド/円を中心にクロス円が売られた影響から112.59円近辺まで売られた。なお、9月米製造業PMI速報値は55.6となり、市場予想の55.0を上回った一方、9月米サービス部門PMI速報値は52.9となり、市場予想の55.0を下回った。9月米総合PMI速報値は53.4と前月の54.7から低下した。
その後も、ポンド/円の下落につれたドル売りが出たほか、米長期金利が低下に転じたタイミングで一時112.50円近辺まで下押しした。ただ、クロス円の売りが上値を抑えたが、ドルが全般的に強含んだこともあり下値も限られもみ合いとなった。NY時間午後になると、典型的な週末モードとなり動意の薄い展開となった。
週明けも引き続き英国のEUからの合意なき離脱に関する問題で、英ポンドを中心に上下に振れる展開となりやすい。また、来週は25-26日にFOMC開催予定となっているが、市場では0.25%の利上げがほぼ織り込まれている。引き続き年内もう1回の利上げがあるのかを探る展開となる。米国の利上げ継続で、再びドル建て債務の多い新興国通貨が弱含む可能性も残る。
★欧米市場のポイント
・112.49-78円のレンジ相場
・英国のEU離脱の先行き懸念
・英ポンド中心の相場展開
・引けにかけては典型的な週末相場
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