★欧州市場朝方の取引では、前日NY市場でのドル全面安の流れが持続した。なお、欧州主要株価指数は軟調に取引を開始した。米長期金利が1.75%台に小幅上昇となったことを受け、日中安値を更新した後はドルが下げ渋りとなった。なお、NYダウ先物は25ドル安に小幅反落した。日本での新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気した円売りが観測され、欧米株安のなか主要通貨は対円で上昇基調となった。NYダウ先物が小幅プラス圏に持ち直し、日経先物も40円高に小幅反発となったことを背景に、114.50円台でもみ合い商状となった。
反発力の弱さを確認してNY勢が売りを仕掛けると昨年12月23日以来の安値を更新したが、売り一巡後は下げ渋るなど売りが一服した。米12月生産者物価指数(PPI)が前月比+0.2%(前年比+9.7%)と予想の同0.4%(同+9.8%)を下回って米長期金利が低下しドル売りがやや優勢になった。米長期金利が1.721%まで低下に伴いドル売りが継続した。12月インフレ指標も米金利先高観を弱めるような結果ではなかったが、新規のドル買い材料には繋がるものでもなく、ドル地合いの弱さが継続した。114円近辺でドル売りが一服し、114.10円台で下値を切り上げた。
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は113.97-114.64円のレンジ
・急速な米金融引き締めへの警戒感が和らいだことでドル売り
・12月PPIや米新規失業保険申請件数が弱い内容
・米長期金利の低下とともにドル売りが一段と進行
・ブレイナードFRB理事の公聴会では市場の反応は限定的
・VIX指数は17.62から20.31へ上昇
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