★欧州市場序盤の取引では、欧州株やNYダウ先物が下げ渋るに連れ、リスク回避の流れは一服した。なお、欧州主要株価指数は前日比高安まちまち、日経先物は30円高に小幅続伸した。月末・期末で大きなフローが期待される中で、小動きの展開となった。欧州参入後に欧州通貨に対してドルが強含んだが、徐々にドル買いが弱まる展開となった。動きが鈍いながらも売りオーダーをこなしながら一時107.80円まで上昇した。米国の主要経済指標の発表を控え、動きが継続した。
6月米シカゴPMIは36.6と、前月に32.3より強い内容だったものの、市場予想の45.0を下回る弱い結果となった。しかし、予め警戒感のあったのか、発表後は小幅に戻す展開となった。その後発表された6月消費者信頼感指数が98.1と市場予想の91.1を上回ったことが分かると買い戻しが優勢になった。また、ロンドン・フィキシングに絡んだ円売りも観測された。米長期金利の上昇などをながめ円売り・ドル買いが優勢となった。節目の108.00円にかけて観測されている売り注文に上値を抑えられた。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・6月消費者物価指数速報値:前年比+0.3%(予想:+0.2%、5月:+0.1%)
・ユーロ圏・6月消費者物価コア指数速報値:前年比+0.8%(予想:+0.8%、5月:+0.9%)
・米・4月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+3.98%(予想:+3.80%、3月:+3.91%←+3.92%)
・米・6月シカゴ購買部協会景気指数:36.6(予想:45.0、5月:32.3)
・米・6月消費者信頼感指数:98.1(予想:91.5、5月:85.9←86.6)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は107.50-98円のレンジ
・ジョンソン英首相が経済の立て直しに向けインフラ投資促進など発表
・6月米消費者信頼感指数が予想を上回りドル買い戻し
・月末・期末のロンドン・フィキシングに絡んだ円売りフロー観測
・米国でウイルスワクチンに関して楽観的な見解が示されたことが好感
・VIX指数は31.78から30.43へ低下
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