★欧州市場朝方の取引では、英フィナンシャル・タイムズ電子版が10日、『トルコリラの急落を踏まえ、ECBの銀行監督部門である銀行監督メカニズム(SSM)がウニクレディトやBNPパリバなどのトルコに対するエクスポージャーを懸念』などと報じたことを受け、欧州株が全面安で推移する中、リスク回避によるドル高・円高の流れが持続した。ドル/円は一時110.61円まで下げ足を速めたが、7月26日安値の110.95円の下抜けに失敗すると111.00円までショートカバーが進んだ。欧州中盤のドル/円は110.95円前後でドルが底堅さを維持した。
米7月コアCPI(消費者物価指数)が前月比+0.2%(前年比+2.4%)となり、市場予想の前月比+0.2%(前年比+2.3%)通りとなり、市場の反応は限定的ながらも111.08-11円へ上昇し底堅い動きとなった。
トルコリラが暴落する中、トルコ資産を保有している欧州への危機感でリスク回避が強まり、株価の下落も相場の重石となり円買いが強まった。リスク回避の動きから一時110.48円まで円高が進んだ。また、日米新通商協議を控え日米通貨戦争に発展する懸念もあるため上値が重かった。
トランプ大統領顧問弁護士が『トルコについて解決に近づいている』と述べたことでドル買いが強まった。
★欧米市場のポイント
・110.48-111.11円のレンジ相場
・トルコリラ暴落でリスク回避
・トランプ大統領顧問弁護士発言でドル買戻し
・日米新通商協議を控え上値重い
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