★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物と米長期金利が下げ渋るもドル軟調地合いが持続し、ドル/円は戻り売り圧力は根強く、103.80円台に下値を広げた。なお、欧州株は軟調に取引を開始した。NYダウ先物が小幅プラス圏に転じ米長期金利が0.84%台後半へ上昇したことを受け、103.90円台でドルが下げ渋った。コロナ感染拡大リスクを受け103.80円付近までじり安に推移した。NYダウ先物は80ドル超高、米長期金利は0.85%台で推移した。米ファイザー社の新型コロナウイルスワクチンが、大規模試験の最終分析で95%で有効と報じられると、NYダウが130ドル程度上昇し、米長期金利が0.86%台へ上昇したことでドル買いが優勢となった。
10月米住宅着工件数が2月来の高水準となったことを受け、ドル買いがやや優勢になった。コロナワクチン開発報道の反応が一巡すると、104円台の重さが意識され次第に円買いが優勢となった。米20年債入札の低調な結果を受け、米長期金利が0.89%まで上昇するとドル買い円売りが優勢となった。しかし、上値の重さがは変わらず、NYダウがマイナス圏に沈むと103.70円台へ押し戻された。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・10月消費者物価指数改定値:前年比-0.3%(予想:-0.3%、速報値:-0.3%)
・ユーロ圏・10月消費者物価コア指数改定値:前年比+0.2%(予想:+0.2%、速報値:+0.2%)
・米・10月住宅着工件数:153万戸(予想:146.0万戸、9月:145.9万戸←141.5万戸
・米・10月住宅建設許可件数:154.5万戸(予想:156.7万戸、9月:154.5万戸)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は103.62-104.09円のレンジ
・米ファイザー社のコロナワクチン報道でドル買い
・10月米着工件数は2月来の高水準
・戻りの鈍さを確認するとドル再下落
・米20年債の入札は低調な結果で長期金利は上昇
・VIX指数は22.71から23.84へ上昇
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