★欧州市場朝方の取引では、ドルの動意は乏しい展開となった。なお、欧州株は高安まちまち、日経先物も20円安で推移した。欧州勢本格参入後、米長期金利がやや上昇したが、108.56円前後でこう着商状となった。米FOMCの結果に注目が集まる中、持ち高調整の動きとなった。欧州市場中盤の取引では、ドルの押し目買いに支えられ底堅く推移した。NYダウ先物が伸び悩む一方、米長期金利が2.11%付近で底堅さを維持した。米6月NY連銀製造業景気指数が-8.6%と市場予想11.0から大きく下振れし、16年10月以来の水準まで低下した。結果を受けてドル売りが強まった。
6月全米ホームビルダー協会住宅市場指数が64と市場予想の67を下回ったものの、米国株が上昇して始まると円売り・ドル買いがじわりと強まった。その後、特段目立った動きではなかったが、米長期金利が2.07%台まで低下したことに連動したドル売りが優勢となった。今週予定されているFOMCや日銀金融政策決定会合を前に様子見ムードが強まり、その後は大きな方向感は出ず、NY時間の値幅も概ね20銭程度と小幅となった。
★欧米主要経済指標
・米・6月NY連銀製造業景気指数:-8.6(予想:11.0、5月:17.8)
・米・6月NAHB住宅市場指数:64(予想:67、5月:66)
・米・4月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く):+469億ドル(予想+310憶ドル、3月:ネット長期有価証券:-259憶ドル←-284億ドル)
・米・4月対米証券投資全体:-78億ドル(3月:-56憶ドル←-81億ドル)
★欧米市場のポイント
・108.47-72円のレンジ相場
・英国の合意なき離脱の可能性を警戒
・米6月NY連銀製造業景気指数予想下回る
・6月NAHB住宅市場指数予想を下回る
・FOMCと日銀金融政策決定会合を前に様子見
・VIX指数は15.28から15.36へ上昇
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