★欧州市場序盤の取引では、『米政府が英国、フランス、ドイツからの輸出31億ドル相当に対する関税を検討している』との報道で、欧州株が寄り付き直後から全面安で推移、NYダウ先物も120ドル安に反落となる中、リスク回避の動きにドルが下支えとなった。NYダウ先物が200ドル超安まで下げ幅を拡大したことが手がかりに106.60円近辺で底堅く推移していたドル/円は106.50円前後に上値を切り下げた。欧州株が下げ幅を拡大、NYダウ先物も330ドル超安に再下落となる中、リスク回避のドル高・円高地合いが持続した。欧州株とNYダウ先物は軟調地合いが続いたものの、下げ渋りでリスク回避的な円買いは抑制された。NYダウ先物の下げ幅拡大にも米長期金利の堅調だったことで、ドルのショートカバーが進みドルは持ち直した。
米国で新型ウイルスの感染が再び拡大していることが嫌気されリスク回避のドル買いが優勢となった。一時850ドル超安まで下げ幅を拡大したNYダウが重石となり、106.79円付近まで上値を切り下げる場面もあった。しかし、リスク回避姿勢が強まり、安全通貨とされるドルを買う動きが広がった。
★欧米主要経済指標
・米・4月FHFA住宅価格指数:前月比+0.2%(予想:+0.3%、3月:+0.1%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は106.44-107.07円のレンジ
・米欧の貿易摩擦の激化懸念でリスク回避
・米国内で新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気
・全米50州のうち半分以上の州で感染拡大
・IMFが2020年の世界経済成長見通しを下方修正
・リスク回避により安全通貨のドル買い優勢
・VIX指数は31.37から33.84へ上昇
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |