FITS エコノミックレポート

5分足でわかるドル/円欧米市場動向 米中貿易摩擦悪化懸念でリスクオフ!

 

★欧州市場朝方の取引では、先週末にトランプ米大統領が約2000億ドル相当の中国製品に対する追加関税について17日にも発表する公算が大きいと報じられたことを受け、米長期金利が小幅低下したことでドルが軟調になった。NYダウ先物と米長期金利が下げ幅を取り戻す中、リスク許容度改善を受け、ドルが下げ渋る展開となった。欧州市場中盤の取引では、ドル安・円安の流れが持続したが、米長期金利が再上昇となったことを背景にドル/円は112円付近で推移した。米長期金利が3.01%台まで上昇したことでドル買いが優勢となった。

 

米9月NY連銀製造業景気指数が19.0となり、市場予想を下回ったことでドルはやや弱含みとなった。その後も米長期金利が低下に転じたことで全般ドル売りが優勢となった。EUと英国がブレグジットで年内に合意にいたるとの期待が広がり、ドルの買い戻しが入ったが112円近辺で伸び悩んだ。

トランプ米大統領が『マーケット終了後に対中国貿易関税についてアナウンスする』と発言したことで、対中制裁関税第3弾発令の憶測からドルは失速した。ただ、引けにかけては戻り基調となった。

 

★欧米市場のポイント

・111.73-112.10円のレンジ相場

・米長期金利が一時3.0%超え

・米経済指標は市場予想を下回る

・対中制裁関税第3弾発令の憶測でリスク回避

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