★欧州市場朝方の取引では、パウエル米FRB議長講演に注目が集まる中、米長期金利が上昇したことにつれてドルが堅調推移した。ただ、米長期金利が上げ渋るにつれてドル/円の上昇は一服106.60円前後で小動きとなった。欧州市場中盤では、全般ドル高地合いが持続した。NY入りにかけてドルの上値を試す動きになったものの、中国が米国への報復関税賦課を表明したことで円買いに反転した。
パウエル米FRB議長の講演内容で追加利下げ観測が高まり円買い・ドル売りが先行した。また、トランプ大統領が『中国の新たな関税に本日午後対応する』との見解を示すとドル安が加速した。市場は典型的なリスクオフになり、ドル安・株安・債券高(金利低下)・金高になった。為替市場のクローズが近づいたが、米政権による報復関税に対する対応策についての発表が行われず、対応策待ちで下げ止まる展開となった。
★欧米主要経済指標
・米・7月新築住宅販売件数:63.5万戸(予想:64.7万戸、6月:72.8万戸←64.6万戸)
★欧米市場のポイント
・105.20-106.73円のレンジ相場
・中国政府は米国による制裁関税への報復として追加関税を賦課
・トランプ米大統領は中国の対米報復関税に対して対抗措置の発表を示唆
・パウエル米FRB議長が追加緩和に含みを持たせたことでドル全面安
・典型的なリスク回避となり、ドル安・株安・債券高(金利低下)・金高
・VIX指数は16.68から19.87へ上昇
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