FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米景気対策巡る期待と懸念から値動き鈍い!

 

★欧州市場序盤の取引では、対ユーロなどでドル売りが一服したことに伴いドル/円は小高い展開となった。欧州市場では、全般的にややドル買いに振れ、105円半ばでもみ合いが続いた。NYダウ先物が177ドル高に上昇幅を縮小する中、ポンド/ドルの大幅反落にもドルが下支えされた。欧州株が総じて上昇に転じたほか、NYダウ先物は上げ幅を拡大しリスク選好のムードでドルと円が売られやすく、米長期金利の伸び悩みで、一段の上昇は抑制された。

 

米経済指標では、個人所得などまちまちながら米8月PCEデフレーターの上振れや新規失業保険申請件数が予想を下回り米雇用情勢の改善期待にドル買い戻しとなった。発表された米9月ISM製造業景況指数が予想を下回り米景気先行き不透明感に上げ渋り推移となった。その後、『米追加経済対策を巡る合意は困難』との観測報道が嫌気されNYダウが失速しリスク回避の円買いとなった。米景気対策巡る期待と懸念が交錯したことや、翌日の米雇用統計の発表を控え、値動きの鈍い展開となった。NY午後になると、手掛かり材料難の動きから105.55円前後のこう着推移となった。

 

★欧米主要経済指標

・英・9月製造業PMI改定値:54.1(予想:54.3、速報値:54.3)
・ユーロ圏・8月生産者物価指数:前年比-2.5%(予想:-2.7%、7月:-3.1%←-3.3%)
・ユーロ圏・8月失業率:8.1%(予想:8.1%、7月:8.0%←7.9%)

 

・米・先週分新規失業保険申請件数:83.7万件(予想:85.0万件、前回:87.3万件←87.0万件)
・米・失業保険継続受給者数:1176.7万人(予想:1220.0万人、前回:1274.7万人←1258.0万人)
・米・8月コアPCE価格指数:前年比+1.6%(予想:+1.4%、7月:+1.4%←+1.3%)
・米・8月個人所得:前月比-2.7%(予想:-2.5%、7月:+0.5%←+0.4%)
・米・8月個人消費支出:前月比+1.0%(予想:+0.8%、7月:+1.5%←+1.9%)
・米・9月ISM製造業景況指数:55.4(予想:56.5、8月:56.0)
・米・8月建設支出:前月比+1.4%(予想:+0.7%、7月:+0.7%←+0.1%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は105.43-73円のレンジ

・英国と欧州連合(EU)の通商協議報道でポンドは乱高下

・9月米ISM製造業景気指数が予想を下回る

・米追加経済対策巡る合意は困難との報道でNYダウ失速

・米共和党と民主党との協議は継続からNYダウは引けにかけて持ち直し

・VIX指数は26.37から26.70へ上昇

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