FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米中対立激化懸念でドル上値圧迫!

 

★欧州市場序盤の取引では、欧州株が全面安で推移する中、米長期金利が小幅低下したことで上昇幅をやや縮小した。欧州勢本格参入後、円相場の動意は乏しく主要通貨のクロス円は前日NY市場終値直近でもみ合い推移した。一旦下押ししたが、日銀の緩和観測で円売りがドルをサポートとした。欧州株やNYダウ先物の軟調地合いで円売りは後退した。ドルは107円後半の売りに押され、上値の重さが意識された。

 

前週分の米新規失業保険申請件数や、5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が総じて弱い結果となったものの、反応は限定的となった。その後発表された5月米製造業・サービス部門PMI速報値や4月景気先行指標総合指数は予想より強い内容となるなど、強弱入り混じる内容だったこともあり反応は限られた。NYダウが下げ幅を拡大し、米長期金利の低下によるドル売りやリスク回避の円買いが強まった。ただ、クドローNEC委員長が『米中貿易協定は損傷ない』と確認し、ライトハイザーUSTR代表と中国副首相が最近協議したことを明らかにしたため、警戒感が和らいだ。

 

★欧米主要経済指標

・英・5月製造業PMI速報値:40.6(予想:37.2、4月:32.6)
・英・5月サービス業PMI速報値:27.8(予想:24.0、4月:13.4)
・英・5月総合PMI速報値:28.9(予想:25.7、4月:13.8)

米・先週分新規失業保険申請件数:243.8万件(予想:240.0万件、前回:268.7万件←298.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:2507.3万人(予想:2425万人、前回:2254.8万人←2283.3万人)
・米・5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:‐43.1(予想:-40.0、4月:-56.6)
・米・5月製造業PMI速報値:39.8(予想:40、4月:36.1)
・米・5月サービス業PMI速報値:36.9(予想:32.5、4月:26.7)
・米・5月総合PMI速報値:36.4(4月:27.0)
・米・4月中古住宅販売件数:433万戸(予想:422万戸、3月:527万戸)
・米・4月景気先行指数:前月比‐4.4%(予想:-5.4%、3月:-7.4%←-6.7%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は107.50-84円のレンジ

・5月ユーロ圏製造業・サービス部門PMI速報値予想上回る

・米中対立激化への懸念にリスク回避

・米国経済指標は強弱入り混じる内容となり相場の反応は限定的

・ロンドンのフィキシングにかけてユーロ失速

・VIX指数は27.99から29.53へ上昇

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