FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 欧州通貨売りからドル高進展!

 

★欧州市場序盤の取引では、日銀の緩和的な政策スタンスの維持を受けた円売りは一巡し、ドルは失速した。なお、NYダウ先物は270ドル高に再上昇、日経先物は横ばいで下げ渋る展開となった。欧州株は反発して取引を開始していたが、戻り売りに押され伸び悩むに連れ、リスク回避の円買いの動きが優勢になった。欧州市場ではユーロ/円の下落に主導された円全面高の流れが進展した。ECB理事会の金融政策発表を控えて思惑的なユーロ/円などクロス円が全面安となったことでドル/円もじり安となった。

 

米7-9月期実質GDPが延期日で予想を上回り米景気V字回復を確認したものの既に織り込まれていただけに相場の影響は限定的だった。ECBは現状維持を決定し、ラガルドECB総裁が次回会合での追加緩和を強く示唆したことで、対ユーロでドル高が進んだ影響を受け、円売り・ドル買いがじわりと強まった。一旦は上昇が一服した米長期金利が0.81%台に再び上昇するとドル買いは持続した。米長期金利の上昇に支えられ、また対欧州通貨を中心としたドル高の流れが継続した。日通し高値を更新した後は、ドルが全般に売り戻される中で104.60円台でやや伸び悩んだ。

 

★欧米主要経済指標

・独・10月失業率:6.2%(予想:6.3%、9月:6.3%)
・独・10月失業者数:-3.5万人(予想:-0.5万人、9月:-1.0万人←-0.8万人)
・ユーロ圏・10月景況感指数:90.9(予想:89.6、9月:90.9←91.1)
・英・9月住宅ローン承認件数(中銀):9.15万件(予想:7.61万件、8月:8.55万件←8.47万件)

・独・10月消費者物価指数速報値:前年比-0.2%(予想:-0.3%、9月:-0.2%)

 

・米・先週分新規失業保険申請件数:75.1万件(予想:77.0万件、前回:79.1万件←78.7万件)
・米・失業保険継続受給者数:775.6万人(予想:777.5万人、前回:846.5万人←837.3万人)
・米・7-9月期GDP速報値:前期比年率+33.1%(予想:+32.0%、4-6月期:-31.4%)
・米・7-9月期個人消費速報値:前期比年率+40.7%(予想:+38.9%、4-6月期:-33.2%)
・米・9月中古住宅販売成約指数:前月比‐2.2%(予想:+2.9%、8月:+8.8%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は103.98-104.72円のレンジ

・ECBは定例理事会で金融緩和政策の現状維持を決定

・ラガルドECB総裁は次回会合で追加緩和を強く示唆

・7-9月期米国内総生産(GDP)速報値は予想上回る

・月末を控えたロンドンのフィキシングに絡んだドル買いフロー

・VIX指数は40.28から37.59へ低下

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