FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 ドルはじり高継続も上値を試す展開にならず!

 

★欧州市場朝方の取引では、ECB理事会の結果発表に注目が集まる中、米長期金利が低下に転じたこともあり、ドル売りが先行した。欧州株は高安まちまち、NYダウ先物は上昇するも、米長期金利が1.72%台に低下したことで、ドル売りが優勢となった。中国は米中間の交渉で安全保障の話し合いは除外し、貿易だけに絞った交渉を考えていると報じられたが、107.90円近辺で小動きとなった。ECBの金融緩和措置発表を受けて、ユーロ/円が下落したことでドル/円もつれ安気味となった。

 

クロス円の下げにつれたほか、米長期金利の低下を受けてドル売りとなった。なお、米8月消費者物価指数(CPI)は強弱まちまちの結果となり、相場への影響は軽微となった。トランプ米大統領顧問らが『関税を先送りするために、中国と暫定合意を検討する』と、関係者の発言が伝わると、ドルは買い優勢となった。しかし、CNBCが『米政権は中国との暫定合意を全く検討していない』と報じたことで相場の重石となった。米30年債入札が低調な結果となり、米10年債金利も1.67%から1.80%まで上昇したことでドルはじり高を継続した。その後は対ユーロでドル売りが重石となり、ドル/円も積極的に上値を試す展開にはならなかった。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・7月鉱工業生産:前月比-0.4%(予想:-0.1%、6月:-1.4%←-1.6%)

 

・米・8月消費者物価指数:前年比+1.7%(予想:+1.8%、7月:+1.8%)
・米・8月消費者物価コア指数:前年比+2.4%(予想:+2.3%、7月:+2.2%)
・米・8月消費者物価指数:前月比+0.1%(予想:+0.1%、7月:+0.3%)
・米・8月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、7月:+0.3%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:20.4万件(予想:21.5万件、前回:21.9万件←21.7万件)
・米・失業保険継続受給者数:167.0万人(予想:167.5万人、前回:167.4万人←166.2万人)
・米・8月財政収支:-2003億ドル(予想:-2000億ドル、18年8月:-2141.48億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・107.48-108.18円のレンジ相場

・ECBは利下げと量的緩和再開

・ユーロ圏のインフレ率・成長率見通しを下方修正

・ドラギ総裁は金融政策が限界に近づきつつあると発言

・米国は中国との貿易交渉で暫定的な合意を検討

・VIX指数は14.61から14.22へ低下

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