FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 タカ派のFRBに対してハト派のECBでドル高!

 

★欧州市場朝方の取引では、欧州株が全面安で推移する中、ドルが主要通貨に対して軟調推移した。欧州勢参入後、ドル売り・欧州通貨買いが強まったことにつれ、ドル/円も109.90円台でもみ合いとなった。ECB定例理事会結果公表を控え、ドルは小幅な値動きとなった。ECBが市場の予想通り政策金利を据え置いた際の声明で『12月末で量的緩和の終了』を表明するとユーロが買われる場面があったが、『保有債券の償還元本を必要な限り再投資する』『政策金利を少なくとも2019年夏まで据え置く』との方針を示すと一転ユーロ売りが優勢となった。ドラギECB総裁が定例記者会見で『ECBは利上げ時期を協議しなかった』『不確実性が増している』と述べるとユーロ売りが加速した。ドル/円でもドルが底堅い展開となった。 また、米5月小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数が軒並み良好な内容となったことも円売り・ドル買いを支援した。その後も、ユーロ/ドルの急落をきっかけに円売り・ドル買いが継続した。しかし、NYダウが130ドル超高から60ドル超安まで失速したことで、次第に伸び悩んだ。しかし、ユーロ/ドルの下落に伴う円売り・ドル買いが再開した。ユーロやオセアニア通貨に対してドル買いが進むと、円に対してもドル買いが優勢となり一時110.69円まで値を上げた。NY時間午後になると新規材料の乏しく小動きの展開となった。

 

総じてドル高の展開が継続した。ただ、110.70円がレジスタンスとして意識され上値が重くなった。本日は110.70円を上抜け出来るかが焦点となる。また、本日は『ゴトー日』となることから、仲値決めまではドルが底堅い展開になりやすい。ここ数日、市場では下値ではM&Aに絡むドル買いが入っているとの指摘もあり、底堅い展開となっている。本日は日銀政策決定会合の結果が発表されるが、市場では現状維持との見方となっている。米FRBやECBが出口戦略を進めている中、黒田日銀総裁による記者会見が注目される。

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