★米労働省が10月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比6.2%上昇と、1990年11月以来31年ぶりの大幅な伸びを記録した。ガソリンや食品価格が上昇する中、伸びは前月の5.4%上昇から加速し、市場予想の5.8%上昇も上回った。世界的なサプライチェーンの混乱を背景にインフレが来年にかけて高止まりする兆候を示した。
また、辺土の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.6%上昇した。前月は0.2%上昇と市場予想は0.4%上昇だった。前年同月比では、4.6%上昇と、91年8月以来の大幅な伸びとなり、2ヵ月連続で4%台で推移した。市場予想は4.3%だった。
11月10日は10月CPIが高い伸びを記録したため、インフレ加速が警戒されNYダウは下落した。そして、その後も他の理由はあるものの下値模索の展開になった。
12月10日(金:22時30分)に発表される11月米CPI指数の予想は前月比+0.7%、前年同月比比+6.8%になっている。また、11月CPIコア指数では前月比0.5%、前年同月比+4.9%となっている。
テクニカル的には、12月1日の34,006.98ドルが底値となり、持ち直しの展開が続いている。12月7日にはレジスタンスとして意識されていた50日SMA(黒線)を窓を開けて上昇する展開になった。そして、8日には25日SMA(青線)がサポートとして意識され下支えする展開になっている。ただ、35,700ドル台では上値の重さも意識される。
明日の11月米CPIでは、10月の結果を上回る予想となっており、前月同様に下落基調のトリガーになる可能性があるので注意が必要となる。
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