FITS エコノミックレポート

騰落レシオで日経225の天底を狙え!

 

★騰落レシオは(n期間の前日比上昇銘柄数÷n期間の前日比下落銘柄数)×100で求めることが出来る。特徴は①投資家の行動のすう勢を反映、②日経平均株価の値ガサハイテク株の値動きに影響されやすい、③ハイテク銘柄が上昇すれば、他の大多数が上昇しなくても日経平均株価は上昇するが、騰落レシオは過半数の銘柄上昇しないと100を超えない、④通常は120%(過熱圏)~70%(底値圏)程度で推移し、稀に150%(天井圏)~50%(大底圏)に達することもある。

利用方法としては、①東証1部全銘柄を対象として計算すると、構成銘柄の約2/3が小型株で、株価指数よりも小型株の動きを反映しやすい。②小型株は主力株に先行して動くとされており、強いトレンドが発生している時には株価指数と騰落レシオは概ね連動する。③天井圏や大底圏では両者はかい離しやすい。④両者が連動していればトレンド継続、かい離すれば変化の前兆となる。

長所は株価指数に現れないマーケットのすう勢を表す。一方、短所は株価変動率の大小、業種や規模による物色の偏りといった質の変数は反映されない。また、主力株相場など小型株が蚊帳の外になると指標性が薄れる可能性がある。

注意点は、短所は業種別や規模別の各種指標、騰落ランキングなどを参照することでかなり解消される。また、上昇局面では100超に、下降局面では100未満に偏りやすく、指標の値に合理的な意味があるわけではない。

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