★前日欧州序盤に発表された2月トルコ経常収支は予想よりも赤字幅が縮小したもののトルコリラ買いの動きとはならず、その後は徐々にトルコリラ安に傾いた。露大統領府報道官から『露はトルコと新たなS-400(ミサイルシステム)の合意を交わす用意がある』との発言が伝わった。(露を仮想敵国とする)NATOの加盟国であるトルコの露兵器購入に対し米国は強く反発しているが、トルコがその動きを止める雰囲気は今のところない。このままでは米国によるトルコ経済制裁も懸念され、通貨リラの重石となっている。
トルコリラ/円の日足では、5日SMA(赤線)がレジスタンスとなり5日SMAの下落とともにトルコリラ安が続いている。また、短期線から長期線が緩やかに下向きとなっていることから下落トレンドが継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も緩やかに下向きとなっており、下落基調が続いている。
トルコの経済情勢は下落基調にある中、露からの兵器購入でさらに米国からの経済制裁を受けるようようならトルコ経済に大打撃となりやすいことが嫌気されている。ただ、トルコが露からの兵器購入をキャンセルするようなら、トルコリラ買いに拍車がかかりやすい。現時点では急落に注意が必要となる。
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