★1月13日以降の金標準先物の60分足では、直近高値の6,710円を上抜けると加速的に上昇基調が強まった。ただ、6,750円がレジスタンスとして意識されると、上値が一旦重くなりもみ合う展開になっている。急速に上昇したことで、一旦上値が重くなると利益確定売りが出やすくなる。先行き一目均衡表の雲のネジレが東京時間午後とNY時間の2回あり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1809.00-1843.90ドルのレンジ相場となった。大幅に上昇していた米債利回りが徐々に上げ幅を縮め、前日比で低下に転じると金価格も急速に買い戻された。アジア市場で1809.00ドルまで売られたが、米長期金利の動向を意識した買いが入ったことによって反転し、ニューヨーク市場の中盤にかけて1840ドル台に上昇した。通常取引終了後の時間外取引でもしっかりとした値動きを見せており、1843.90ドルまで買われている。
価格帯別出来高では、6,650円から6,700円にかけて出来高が多いことから、上値が重くなると、利益確定売りが出てきやすい。6,750円の高値圏で利益確定売りを吸収するだけの出来高が膨らむかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルとともに上向きを維持していることから、上昇基調は継続している。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ高水準で横ばいになっていることで、上昇の勢いが鈍化している。そのため、寄り付き後はMACDが上向き維持出来るかがポイントになる。
金標準先物の日足では、レジスタンスとして意識されていた5日SMAと10日SMAを一気に上抜けする展開になった。そのため、1月6日直近高値6,792円が上値目標となる。5日SMAが再び10日SMAを上抜け出来るかが注目される。NY金先物市場は、米国株が続落したことや、米長期金利上昇が一服したことから底堅い展開になった。米FRBの金融引き締めの警戒感も強いことから、値動きに荒い展開が予想される。為替市場では、米長期金利に振れに連れる展開となっており、114円台でのレンジ相場になっている。為替市場は米FRBの利上げの思惑によるドル買いと、米国株安などのリスク回避の円買いが交錯する展開が予想される。
本日の注目点は、5日SMAと10日SMAを回復出来たことで上値トライとなるのか、利益確定売りに押される展開になるのかが焦点となる。60分足では、本日午後とNY時間に雲のネジレがあることから、上下どちらかに動意付く可能性があるので注意したい。
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