★6月15日以降の金標準先物の60分足では、雲の上限がサポートとして意識されると反転して心理的節目となる8,000円を回復する展開になった。8,000円台を回復すると、一転してサポートとして意識され下支えする展開になっている。
NY金先物市場は1830.70-1846.20ドルのレンジ相場となった。米長期金利が上昇し、金利を生まない金に売り圧力が強まったほか、米国株の大幅上昇でリスク選好志向が高まったことも安全資産とされる金の需要を後退させた。ニューヨーク市場の中盤に1846.20ドルまで買われたが、米長期金利の上昇や米国株高を受けて安全逃避の金買いは縮小した。通常取引終了後の時間外取引で1830.70ドルまで売られた。
価格帯別出来高では、もみ合い相場で出来高が膨らんだ後に反発する展開になった。そのため、出来高の多い価格帯がサポートとして意識される。8,000円台で出来高が膨らむかが焦点になる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがサポートとして意識されるとシグナルと共に上昇した。両線とも上向きを維持していることから、上昇基調は続いている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ高水準から一旦下落基調となったが、再び%DがSlow%Dをわずかに上抜け戻り基調となっている。一旦上値が重くなったが、再び上昇基調となってきた。
金標準先物の日足では、5日SMAの7,944円が10日SMAの7,935円をわずかに上抜けるゴールデンクロスしてきた。そのため、短期的な上昇基調は継続している。NY金先物市場はリスク選好の動きが嫌気され売りがやや優勢になった。一方、外国為替市場では、日米金融政策の方向の性違いから円売りが強まったことで、金標準先物の下支えとなった。
本日の注目点は、8,000円台を維持出来るかが焦点となる。また、上値では6月13日高値8,106円が視界に入る。5日SMAと10日SMAを維持出来るかも焦点になる。
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