★8月19日以降の金標準先物の60分足では、一時心理的節目となる7,700円台を上抜けしたものの、引けにかけてじり安傾向が続き24時間SMA(緑線)を下抜ける展開になった。一目均衡表の雲上限の上方に位置していることから、上昇基調は継続している。24時間SMAを再び上回ることが出来るかが注目される。
NY金先物市場は1763.00-1778.80ドルのレンジ相場となった。前半は対ユーロなどのドル軟調がドル建て価格の割安感につながり、金の下値を支えた。その後、米7年債入札が比較的好調な結果となったことから、需給環境の改善を考慮した債券買い(金利低下)が進み、金利がつかない資産の相対的な価値上昇を意識して金を買う動きも入った。アジア市場で1763.00ドルまで下げたが、ロンドン市場で1778.80ドルまで反発した。ニューヨーク市場の中盤にかけて1764.60ドルまで反落したが、その後は底堅い動きとなり、通常取引終了後の時間外取引では1770ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、7,650円付近で出来高が膨らんでいることから、上値が重くなると一旦買い方から利益確定売りが出やすい。7,700円近辺で徐々に出来高が膨らんできているが、今後も出来高が膨らむかが焦点になる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルと共に下落基調になっているが、ゼロラインがサポートとして意識されるかが注目される。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ低水準から%DがSlow%Dを上抜けして、上向きになってきていることから戻りが期待される。
金標準先物の日足では、100日SMAの7,723円がレジスタンスとして意識され上値を抑えられた。ただ、75日SMAの7,685円で下げ止まる展開になっている。NY金先物市場は、持ち高調整目的の債券買いから利回りが低下したことが好感された。ただ、持ち高調整の買いだけに債券買いの流れにはつながりにくく、一時的な買いで終了しやすい。外国為替市場では、米長期金利の変動に連れる展開となり、136.95円付近まで買われたものの、米長期金利の低下に伴ってドル/円は行って来いとなった。136円台半ば近辺で推移している。
本日の注目点は、100日SMAを上抜け出来のか、それとも再びレンジ相場入りが継続するのかが焦点になる。60分足では、先行き雲が上昇していることから、雲上限がサポートとして意識され下値を切り上げることかが出来るかが注目される。
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