★12月28日以降の金標準先物の60分足では、6,750円前後でもみ合い後に6,800円を目指す展開になったが届くことが出来なかった。24時間SMA(緑線)を下抜けしたことで、雲の上限がサポートとして意識され下げ止まるかが注目される。
為替市場でドル安・ユーロ高が進み、ドル建ての金に買いが入ったほか、物価の上昇が長期化するとの見方が強いなか、インフレヘッジ目的の買い意欲も根強かった。ニューヨーク市場の序盤に1830.70ドルまで買われたが、中盤にかけて伸び悩んだ。通常取引終了後の時間外取引で1808.20ドルまで下落した。
価格帯別出来高では、6,750円前後で出来高が膨らんでいる。その価格帯を下抜けしてきたことから、もう一段下落すると買い方からの手仕舞い売りが出やすくなる。また、6,650円でも出来高が多いことから、下落基調になってきたことで利益確定売りも出やすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルを下抜け両線とも下向きになった。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、高水準から%DがSlow%Dを下抜けかい離幅を広げて下向きになっていることから下押しバイアスが強いことを示している。
金標準先物の日足では、上ヒゲ陰線で引けており上値の重さが意識される。ただ、5日SMAと10日SMAは上向きになっていることで、短期的な上昇基調は継続している。下値では、5日SMAの6,703円と10日SMAの6,666円がサポートとして意識される。上昇基調が続いてきたことで、一旦利益確定売りが強まる可能性がある。NY金先物では、インフレヘッジ目的の買いや米国株安による買いが入りやすい一方で、米長期金利の上昇や米ドル高による売り材料もあり、不安定な動きになりやすい。
本日の注目点では、売買材料が錯綜するなか、上値では心理的節目となる6,800円まで上昇するのかが焦点となる。一方で、下値では5日SMAや10日SMAで下げ止まるが焦点となる。60分足の超短期トレンドでは、下押しバイアスが強まっている。
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