★12月13日以降の金標準先物60分足では、心理的節目となる6,600円が意識されると上値が重くなり、24時間SMA(緑線)を下抜けて下落調整となった。寄り付き後は上値を切り上げる雲の上限がサポートとして意識されるかが注目される。
NY金先物市場は1796.50-1815.70ドルのレンジ相場となった。世界的なオミクロン株の感染拡大への懸念で米国株が大幅安となり、米長期金利が低下し、安全資産の金が買われた。ただ、為替市場でドル高・ユーロ安が進み、ドル建ての金に売りも入り、上値は限られた。ニューヨーク市場の序盤にかけて1815.70ドルまで買われたが、ユーロ安・米ドル高の相場展開を嫌気した売りが強まり、通常取引終了後の時間外取引で1796.50ドルまで下落した。換金目的の売りも観測された。
価格帯別出来高では、下値で出来高が多いことから上値が重くなると利益確定売りが出やすい。出来高の少ない価格帯では、上下に大きく振れやすいので注意が必要となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルとともに下向き調整となっている。ゼロラインがサポートとして意識されるかが焦点になる。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dがかい離幅を広げて両線とも下向きになっていることで、下押しバイアスが強いことを示している。ただ、やや売られ過ぎ過熱感が出始めていることから、寄り付き後の動きがポイントになる。
金標準先物の日足では、下向きの25日SMA6,595円がレジスタンスとして意識され下落調整の動きになっている。ただ、下値では上向きの5日SMA6,530円、10日SMA6,515円がサポートとして意識され、下げ止まるかが注目される。NY金先物市場はリスク回避の買いが入る一方で、換金目的の売りで上値が抑えられる展開になっている。心理的節目となる1,800ドル回復が意識される。為替市場では、年内の重要イベントがほぼ終了して、クリスマスを控えて市場参加者が続々と休暇に入り市場の流動性が低下している。ただ、113円台前半では底堅い展開も113円台後半では上値の重い展開。
本日の注目点は、上下の抵抗体をどちらに放れるかが焦点になる。60分足では、切り上がる雲の上限がサポートとして意識されるかが注目点となる。
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