★11月9日以降の金標準先物の60分足では、6,400円が戻り上値として意識されていることで、上値の重い展開が続いている。雲の上限がサポートとなり下げ止まる展開となっている。そして、週明けには雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。雲の厚みが薄いだけに、雲の上下に放れやすい。
NY金先物市場は1872.10-1895.80ドルのレンジ相場となった。コロナワクチン開発への楽観論を背景とした売りが一段落し、欧米でのコロナ感染の再拡大の景気への影響が懸念され、安全資産の金に買いが入った。また、ドルが対ユーロで下落したのもドル建ての金の買いを後押した。ア ジア市場で1872.10ドルまで下げたが、まもなく反転。ニューヨーク市場の序盤にかけて1895.80ドルまで買われた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯に位置していることから、売り方・買い方の損益分岐点付近でもみ合いとなっている。売買が交錯していることになり、上下に放れると手仕舞い売買も加わり大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン付近で横ばいとなっており、トレンドレスの状態となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dの両線は下向きとなっており、下落基調となっている。
金標準先物の日足では、上値を下向きの5日SMA6,357円と上向きになってきた10日SMA6,395円がレジスタスとなり上値を抑える展開となっている。一方、下値では心理的な節目となる6,300円や10月30日安値6,245円がサポートとして意識される。現在方向性を欠く展開となっており、上値は重いが下値も底堅い展開となっている。新規の材料待ちの様相となっている。NY金先物市場でも、強弱まちまちの材料に振れる展開となっているものの、1,800ドル後半での値動きになっている。為替市場では、リスク選好のドル売りとなったことで、ドル/円でも104円台半ばまで円高が進行した。
注目点は、60分足で寄り付き後に雲のネジレがあることから、相場に変化が出るか可能性がある。日足でももみ合い相場となっていることから、トレンドが発生するかが焦点となる。
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