★10月19日以降の金標準先物の60分足では、心理的節目となる6,400円が下値目処となり下げ止まる展開となっている。ただ、24時間SMA(緑線)に押し戻されるなど、反発力も徐々に小さくなってきており、上値の重さが意識される。6,400円を下抜けると手仕舞い売りが増えることで、下押しバイアスが強まりやすい。雲の下限もレジスタンスとして意識されやすい値動きとなっている。
NY金先物市場は1895.20-1917.30ドルのレンジ相場となった。米追加経済対策が大統領選前の前に合意するか、それとも大統領選後に先送りされるかが不透明で、週末を控えていることもあり、方向感に欠ける動きとなった。ニューヨーク市場の序盤で1917.30ドルまで買われたが、10月マークイットサービス業PMIの改善を意識した売りが入ったことで、一時1895.20ドルまで反落した。ただ、米国株式の動向を意識した買いが入り引けにかけて1900ドル台を回復した。
価格帯別出来高では、上値に出来高の多い価格帯があり、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値を抑える展開となっている。下値で出来高が膨らむかが今後の焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で横ばいとなっており、トレンドレスの状態となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、戻り基調から%Dが下向きとなりSlow%Dどデッドクロス寸前になっていることで再び下落基調の様相となっている。週明けの寄り付きの動きがポイントとなる。
金標準先物の日足では。下値では8月12日安値6,412円と100日SMA6,398円がサポートとなる一方で、上値では緩やかに下向きの5日SMA6,448円と10日SMA6,456円、25日SMA6,439円がレジスタンスとなり、値動きも小幅になってきている。NY金先物も心理的な節目となる1,900ドルを挟んでもみ合う展開となっており、方向感に欠ける値動きとなっている。為替市場では、過度な円高にはなっていないが、104円台で上値の重さも意識されている。
本日の注目点は、日足で上下に挟まれている抵抗体を上抜けするのか、それとも下抜けするのかが焦点となる。日々上下の抵抗体の値幅が縮小していることから、早々に放れる可能性が高くなっている。
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