★2月5日以降の金標準先物の60分足では、雲の下限を下抜けしたことで下押しバイアスが強まると思われたが、6,150円を挟んでもみ合い相場となっている。ただ、引けにかけて上値を切り下げていることで、下値模索の展開になっている。午前中に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1810.10-1831.50ドルのレンジ相場となった。軟調に始まったものの、為替相場でドルが売り戻されるとドル建ての金先物は反発した。ニューヨーク市場の序盤にかけて1810.10ドルまで売られたが、この日発表された2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は市場予想を下回っており、一時1831.50ドルまで戻した。ただ、3連休を控えていることや米長期金利が再上昇したことから、換金目的の売りが優勢となり、通常取引終了後の時間外取引で1817.60ドルまで下落した。
価格帯別出来高では、もみ合いながらも出来高が膨らんでいることから、押し目買いが入ってきている。戻り場面では、6,200円前後での出来高が多いことから、相場の重石となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で下向きになってきていることから戻り一服となる。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることで、下押しバイアスが強いことを示している。
金標準先物の日足では、サポートとして意識されている260日SMAの6,121円が視界に入ってきた。今まで3回サポートとして意識され反発したことから、今回も下値目処として意識される。ただ、下抜けすると下値模索の展開になりやすい。週足でも13週SMAがレジスタンスとして意識され52週SMAを下抜けしてきている。NY金先物市場では、長期金利の上昇が嫌気された。しかし、米2月ミシガン大学5-10年期待インフレ率双方値でも2.7%と高止まりしていることから、インフレヘッジとしての金買いが入りやすい。為替市場では105円台の滞空時間が短くなっており、上値の重さが意識されやすい。ただ、日米金利差が拡大していることから、短期的にはドルは底堅い展開になりやすく、金標準先物の下支えとなる。
本日の注目点では、260日SMAが視界に入ってきていることから、再び反転の動きになるのか、それとも明確に下抜けするのかが焦点となる。ただ、徐々に52週SMAを下抜けしてきていることから、下押しバイアスも強まっている。
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