★3月26日以降の金標準先物の60分足では、戻り基調が続き雲の上限を上抜ける強い戻りとなった。しかし、6,100円が戻り上値目処として意識されると上値の重い展開になった。各SMAも上抜けしたことで、一転してサポートとして意識されるかが注目される。また、夜間取引では、雲のネジレがありトレンドの反転や加速など、相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1677.30-1716.30ドルのレンジ相場となった。米10年債利回りが一時1.70%まで低下するなど米金利の動きに連れて、対欧州通貨を中心にドルが小幅に売られたこともあり、金先物価格は3日ぶりに反発した。NY入り後は緩やかながらもほぼ一本調子で上昇した。ドル高を嫌ってアジア市場で1677.30ドルまで下落したが、ロンドン市場で下げ止まり、ニューヨーク市場で1716.30ドルまで戻した。
価格帯別出来高では、上値にあった出来高の多い価格帯を上抜けしたが、6,100円前後での価格帯に上値を抑えられる展開になった。下値での出来高も多いことから、上値が重くなると利益確定売りが出やすくなる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けシグナルと共に上向きになっていることで、上昇基調は継続している。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになってきており、上値の重さが意識される。そのため、寄り付き後のMACDも下向きになるかがポイントになる。
金標準先物の日足では、一時25日SMAを下抜けたことで下落基調入りになるかと思われたが、早々に25日SMAを上抜け回復する展開になった。さらに、レジスタンスとして意識されていた5日SMAと10日SMAも上抜けしたことで、上値トライ出来るかが注目される。NY金先物市場でも、心理的節目として意識されていた1,700ドルを回復したことで、再び相場の節目になりやすい。為替市場では、月末・期末でロンドンフィキシングでドル売りが入ったことことでドルの上値が抑えられた。しかし、一時的な要因であることから、米長期金利も高止まりしていることから、ドルの底堅さは継続しやすい。そのため、金標準先物の下支えになる。
本日の注目点は、5日SMAと10日SMAを上抜けしたことで、上値トライになるかが焦点となる。再び下抜けするようなら、上値の重さが意識される。また、25日SMAの6,024円を維持できるかも注目点となる。
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