★3月2日以降の金標準先物の60分足では、戻り基調も一服となり5,900円を挟んでもみ合う展開となっている。一目均衡表の雲ネジレで終了していることから、寄り付き後にトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすいので注意が必要である。各SMAは緩やかに下向きとなっていることから下押しバイアスが強い。
NY原油先物市場は1673.30-1712.00ドルのレンジ相場となった。米金利が高水準を維持しており、金利を生まない資産である金が売られやすい状態が続いている。アジア市場の取引開始後に1712.00ドルまで買われたが、換金目的の売りが強まり、アジア市場の終盤にかけて1700ドルを下回った。ニューヨーク市場では、米長期金利の上昇や株高を意識した売りも観測されており、一時1673.30ドルまで一段安となった。
価格帯別出来高では、もみ合う展開で5,900円を挟んで上下に出来高が膨らんでいる。そのため、上下に放れると大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを下抜け両線とも緩やかな下落基調となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、低水準で%DがSlow%Dを上抜けしたことから戻り基調になってきた。寄り付き後の動きが焦点となる。
金標準先物の日足では、5日SMAの5,923円に上値を抑えられ再び下値トライとなっている。100日SMAまで下向きになっていることで、中期的にも下押しバイアスが強まっている。NY金先物市場も心理的な節目となる1,700ドル割り込んでおり、上値の重い展開が続いている。米長期金利の上昇基調が後退するまでは、金の上値を抑える展開になりやすい。ただ、為替市場では、ドル高が続いており108円台後半まで円安基調となっており、金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目は、一時5日SMAを上抜けしたものの、再び5日SMAを下抜けしたことで、戻り上値の重さが意識される。そのため、下値模索の動きになっても不思議ではない。5,900円を挟んでもみ合い相場が続いているが、近い将来上下に放れる可能性が高いため、注意して見ていく必要がある。
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