FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では240時間SMAがレジスタンス!

 

★9月1日以降の金標準先物60分足では、米国市場がレーバーデーで休場だったため、小幅もみ合う展開となった。9月3日以降は240時間(茶線)がレジスタンスとなり上値の重い展開が続いている。また、真上に雲の下限があり、上値を抑える展開となっている。しかし、先行き雲の厚みが薄くなることから、抵抗体としてのバイアスが弱くなることで上抜けしやすくなる。下値では、6,570円前後が心理的なサポートとなっている。

 

価格帯別出来高では、上値に出来高が多い価格帯が多いことから、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがレジスタンスとなり上値を抑える展開で、横ばいとなっていることからトレンドレスの状態。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、緩やかに戻り基調となっていたが%DがSlow%Dを再び下抜ける展開となっている。全般方向性を欠く展開となっていることで、新規材料待ちの状態となっている。

 

金標準先物の日足では、5日SMAの6,626円と10日SMAの6,640円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。5日SMAが10日SMAを下抜けるデッドクロスしており、短期的には下押しバイアスが強まっている。下値では、8月24日の直近安値6,509円が意識される。NY金も同様に5日SMAの1,944ドルと10日SMA1,939ドルが上値を抑える展開となっている。為替市場では、昨日はNY市場が全般休場だったことから、106円台前半での小幅な値動きとなった。過度な円高圧力がないことから、金標準先物の下支えとなる。

本日の注目点は、5日SMAと10日SMAを上抜けできるのか、それとも下値模索の展開となるかが焦点となる。

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