★2月4日以降の金標準先物の60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートとして意識され緩やかに上昇基調が続いている。じり高が続いていることから、売りを吸収しながらの底堅い展開となっている。
NY金先物市場は1825.50-1837.10ドルのレンジ相場だった。週明けからの強い地合いを引き継ぐ形で一時1837.1ドルまで上昇した。一方、明日には1月米消費者物価指数(CPI)の結果を控えて様子見ムードが広がるなか、動き自体は鈍かった。
ニューヨーク市場の序盤にかけて1825.50ドルまで下げたが、米長期金利の上昇は一服し、押し目買いが入ったことで1837.10ドルまで買われた。ただ、米国株高が続いており、安全逃避的な金買いが一段と強まる状況ではなく、通常取引終了後の時間外取引では1835ドルをやや下回る水準で推移した。
価格帯別出来高では、高値圏でもみ合いながらも出来高が膨らんでいることから、底堅い展開となっている。6,650円近辺でも出来高が多いことから、上値が重くなってくると、利益確定売りも出やすくなる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でダマシが頻発している。MACDはシグナルを上抜けしているものの、両線とも横向きになっていることからトレンドレスの状態になっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高水準で%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることから、下押しバイアスが強まっている。寄り付き後にMACDが下向きになるかが注目される。
金標準先物の日足では、1月6日高値6,792円を上抜けしたことで年初来高値を更新した。そのため、21年11月17日高値6,886円が視界に入ってきた。NY金先物市場は、米1月CPI発表を翌日に控え様子見ムードが広がった。1月CPIが上振れするようなら、インフレヘッジ目的の買いが強まる可能性がある。為替市場でも様子見ムードが強いなか、105円台半ばで推移しており金標準先物の下支えになっている。
本日の注目点は、心理的節目となる年初来高値を上抜けしてきたことから、11月17日高値6,886円に向けた動きが意識される。ただ、60分足では上値が重くなってきていることから、24時間SMAの6,777円までの調整も予想される。24時間SMAがサポートとして意識されるかも焦点になる。
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