★3月30日以降の金標準先物の60分足では、3月29日安値7,433円を起点として3月31日安値7,510円を結んだトレンドライン(R1)が上値を抑えると、下落調整する動きになった。しかし、24時間SMA(緑線)がサポートとして意識され下支えした。徐々に上値・下値を切り上げる上昇基調が継続している。
NY金先物市場は1920.90-1948.90ドルのレンジ相場となった。避難通貨として金先物に買いが集まる場面があったが、FRB高官の相次ぐタカ派発言で米金利が上昇したことで、金先物には売りが入り反落して引けた。また、ドルがほぼ全面高となったことで、ドルで取引される金先物には割高感となったことも重しになった。新たな対露制裁の発動をにらんで、ニューヨーク市場の中盤にかけて1948.90ドルまで買われたが、米長期金利の上昇やドル高を嫌気した売りが強まり、金先物は1920.90ドルまで反落した。通常取引終了後の時間外取引では1925ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、7,600円前後の出来高の多い価格帯がサポートとして意識されている。出来高の多い価格帯を下抜けして来ると、上値が重くなりやすい。そのため、出来高の多い価格帯が下支えとなり、反発出来るかが注目される。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でシグナルを下抜けしてきたことで、上値が重くなっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%D は高水準から下向きになっており、下落基調が続いている。オシレーターでは、短期的な下落基調となっている。
金標準先物の日足では、上向きになった5日SMAの7,575円と10日SMAの7,587円がサポートとして意識され下支えする展開になっている。日足では上昇基調が継続している。NY金先物市場は、昨日はFRB高官のタカ派発言が相次いだことで米長期金利上昇とドル高を嫌気した売りが優勢になった。一方で、新たな対露制裁の発動をにらんだ買いも材料もあり、失速的な動きにはなりにくい。外国為替市場では、米債金利が全般強含んだことで、ドル高も急加速し123円台半ばまで円安基調が進んだ。そのため、金標準先物の下支えになっている。
本日の注目点は、5日SMAと10日SMAを支えに3月29日高値7,731円の上値トライとなるのか、それとも両SMAを下抜けて下落調整となるかが焦点になる。為替市場での円安進行が下支えしており、本日のドル/円相場の動向がポイントになる。
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