★2月7日以降の金標準先物の60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートとして意識される中、上昇基調が継続して高値引けの強い相場となっている。全てのSMAが緩やかに上向きとなっており、上昇基調は続いている。
NY金先物市場は1851.90-1876.50ドルのレンジ相場となった。米国株が続落するなど、ウクライナ情勢の緊迫化で投資家のリスク回避志向は根強く、逃避資産とされる金の需要が高まっている。一部ではロシアは16日にもウクライナ侵攻を開始すると報じられた。アジア市場で1851.90ドルまで下げたが、ロシアによるウクライナ侵攻が一段と警戒されていることから、ニューヨーク市場の中盤にかけて1870ドル台まで上昇した。しかし、一時1761.80ドルまで下げたが、通常取引終了後の時間外取引で1876.50ドルまで一段高となった。
価格帯別出来高では、もみ合い相場のなかで出来高が膨らみ、その後上昇する動きになっており利益確定売りを吸収する展開が続いている。6,900円前後でもややもみ合い相場が続いたが、売りが一巡すると上昇する展開になっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上昇で、シグナルとともに上向きとなっており、強い上昇基調になっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dは買われ過ぎ過熱感はあるものの、両線とも上向きになっていることで上昇基調が続いている。上昇トレンドが継続すると、買われ過ぎ過熱感が継続するダマシが出やすい。
金標準先物の日足では、直近高値だった21年11月17日高値6,886円を上抜けした。次の高値目標値は20年8月7日高値7,032円となっており、7,000円台が視野に入ってきている。NY金先物市場は、米国株安やウクライナ情勢の緊迫化が続いていることで、リスク回避の買いが強い。そのため、米長期金利上昇やドル高への影響は軽微となっている。為替市場では、いったんウクライナ懸念の一服や米長期金利の上昇からドル買い戻しが強まったが、115.60円台での上値の重さが意識されている。
本日の注目点は心理的な節目となる7,000円が視界に入ってきていることで、上値トライになるかが焦点になる。60分足でのオシレータではやや買われ過ぎ過熱感が出ていることから、上値が重くなると一旦利益確定売りが出やすい地合いになっている。
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