★金標準先物で60分足では、昨日の雲のネジレで反転上昇したものの、上値の重さから再び下落基調となった。ただ、雲の上限がサポートとなり下げ止まる展開となっている。雲上限から反転するのか、雲下限を下抜ける展開になるのかが注目される。基本的には6,400円台でのもみ合い相場となっている。
NY金先物市場は1920.20-1923.40ドルのレンジ相場となった。ドルが対ユーロで下落し、ドル建ての金は割安感から買いが優勢となった。また、米大統領選を控えた政治リスクも安全資産とされる金の買いにつながった。アジア市場で1900.20ドルまで下げたが、その後反転した。ニューヨーク市場の序盤にかけて1923.40ドルまで買われた。ただ、追加経済対策についての協議は進展していることから、リスク回避的な金買いは拡大せず、1900ドル台前半で伸び悩んだ。
価格帯別出来高では、もみ合い相場が続いていることから、6,400円台での出来高が膨らんでいる。そのため、6,400円の下抜けや6,500円の上抜けすると、手仕舞い取引を伴い大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルを下抜けしてきたことや、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下落調整継続の様相となっている。
金標準先物の日足では、5日SMAの6,456円を上抜けしたものの、10日SMAの6,470円、25日SMAの6,470円、75日SMAの6,508円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。値幅も小幅になっており、相場が熟し始めている。そのため、上下どちらかに大きく放れる可能性が高まってくる。NY金は、心理的な節目となる1,900ドル台を維持していることから、底堅く推移している。為替市場では、米追加経済対策の行方や米大統領候補討論会など重要イベントを前に動きにくい展開となっており、105円台での小幅な値動きに終始している。
本日の注目点では、5日SMAをわずかに上抜けするなど、レジスタンスを上抜けできるのか、それとも上値の重さに押し戻される展開となるのかが焦点となる。徐々に値幅も縮小しており、新規材料待ちの状態となっている。
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