FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では雲の中でもみ合う展開!

 

★7月16日以降の金標準先物の60分足では、120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識されると、雲の中に失速する展開になった。しかし、雲の下限がサポートとして意識されると、雲の中でもみ合う展開になった。徐々に雲の厚みが薄くなり夜間取引になると雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。

 

NY金先物市場は1796.00-1812.00ドルのレンジ相場となった。売り先行の米国株が持ち直すと、安全資産とされる金は上値を切り下げた。もっとも為替相場でドルがユーロなどに対し弱含み、割安感が出たドル建て金先物を買う動きも見られて下値も限定的だった。ロンドン市場の序盤にかけて1812.00ドルまで買われたが、ニューヨーク市場で1796.00ドルまで下落した。通常取引終了後の時間外取引では1800ドルをやや下回る水準で推移した。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯前後でもみ合い相場となっていることから、上下どちらかに放れると大きな動きになりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを挟んで上下に振れるダマシを頻発する展開が続いている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、低水準で横ばいになっており、トレンドレスの状態となっている。短期的には方向感を欠く展開が続いているため、トレンド発生待ちの状態。

 

金標準先物の日足では、上値を5日SMAの6,395円、10日SMAの6,412円、75日SMAの6,404円がレジスタンスとして意識されている。一方下値では25日SMAの6,373円がサポートとして意識され下支えする展開になっている。各SMAが徐々に集中してきていることから、トレンドが発生すると大きな動きになりやすい様相となってきた。

本日の注目点は、もみ合い相場から上下どちらに放れるかが焦点となる。上下どちらかに放れると、大きな動きになりやすいパターンになってきているので注意が必要である。

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