★7月5日以降の金標準先物の60分足では、7月9日の6,326円が大底となった後、持ち直しの動きが継続している。そして、雲の上限を上抜けしたことで、上値期待が高まる。26期間先では雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1796.60-1813.00ドルのレンジ相場となった。1800ドル割れの堅さを確認し、上値を試す展開になった。為替でドルが対欧州通貨や対資源国通貨で弱含み、ドル建ての金先物に割安感がでたことによる買いに支えられた。米長期金利が上昇したことで伸び悩む場面もあったが、週引けにかけては底堅さが維持された。アジア市場で1796.60ドルまで下げたが、ユーロ高を意識した買いが入ったことで1800ドル台を回復した。ニューヨーク市場の終盤にかけて1813.00ドルまで買われた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を徐々に上抜けしてきたことで、買い方の『やれやれ売り』を吸収する動きになっている。ただ、引けにかけて出来高の多い価格帯がレジスタンスとして意識され上値が重くなった。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方からシグナルと共にゼロラインを上抜けしたものの、ややMACDの上向きモメンタムが鈍化してきている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、やや買われ過ぎ過熱感が出ており、何時調整的な動きになっても不思議ではない。短期的には、買われ過ぎ過熱感がある。
金標準先物の日足では、75日SMAの6,363円がサポートとなり5日SMAを上抜けしたものの、下向きの25日SMAの6,433円がレジスタンスとして意識され4日間上値を抑える展開になっている。NY金先物は、ユーロ高・ドル安が好感された一方で米長期金利の上昇に上値が抑えられた。他の市場変動の影響を受けやすくなっており、不安定な状態となっている。為替市場では、円高は一服したものの110円台前半でのもみ合い相場もなっている。
本日の注目点は、レジスタンスとして意識されている25日SMAを上抜け出来るかが焦点となる。25日SMAを上抜け出来ると、上値を抑えるSMAがなくなることから上値が軽くなる。ただ、60分足では、やや買われ過ぎ過熱感が出ており、調整的な動きになりやすい。
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