★10月20日以降の金標準先物60分足では、6,400円が強いサポートとなり徐々に戻り基調が続き、雲の上限へ向けて上昇してきた。上値では雲の上限と90時間SMA(紫線)がレジスタンスとして意識されるが、上抜け出来るかが焦点となる。先行き雲の厚みが薄くなることから、上抜けしやすくなる。
NY金先物市場は1898.70-1913.80ドルのレンジ相場となった。欧米での新型コロナウイルス感染の再拡大や米景気対策の遅れを受け、安全資産とされる金に投資家の資金が向かいやすかった。9月米耐久財受注額が市場予想を上回ると伸び悩む場面はあったものの、底堅さは維持され、売り一巡後は再び下値を切り上げた。ロンドン市場の序盤で1898.70ドルまで売られたが、ニューヨーク市場で1913.80ドルまで反発。米長期金利の低下を意識した買いが入ったようだ。
価格帯別出来高では、ゆっくり出来高の多い価格帯を上抜けしてきたことから、買い方からの『やれやれ売り』を吸収しながらの上昇基調となっている。ただ、上値ではなお出来高が多いことから、上値の重い展開は継続する。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜け緩やかに上昇基調を継続していることから、戻り基調は継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%DがSlow%Dを上抜けしており両線とも上向きとなっていることで、上向きバイアスが強いことを示している。
金標準先物の日足では、レジスタンスとして意識されていた25日SMAの6,432円を上抜けしてきたものの、上値では5日SMAの6,444円や10日SMAの6,449円が上値を抑える展開が続いている。基本的にはもみ合い相場が続いていることになる。NY金先物市場でも、心理的な節目となる1,900ドルを挟んだ値動きとなっており、足踏み傾向が続いている。為替市場では、米長期金利の低下傾向からドルがじり安となる展開となっており、104円台半ばで推移している。そのため、金標準先物の上値を抑える展開となりやすい。
本日の注目点は、連日と同様に上下の抵抗体を上下放れる展開となるのかが注視されるところである。上値も重いが、下値も底堅い展開が続いている。
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