FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では雲の上下限でもみ合い!

 

★2月8日以降の金標準先物の60分足では、NY市場が休場だったこともあり、雲の上下限が抵抗体となるもみ合い相場が続いた。また、各SMAが集まってきており、上下放れの兆しが出てきている。

 

価格帯別出来高では、上下に出来高の多い価格帯があり、出来高の少ない価格帯でもみ合い相場になっている。上値では大量の出来高があり、戻り場面では上値の重石になりやすい。一方で、6,100-6,150円では押し目買いが入りやすく下値も底堅い展開となっている。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン上で横ばいとなっており、トレンドレス状態となっている。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dの両線が下向きとなっており、下押しバイアスが強まっている。ストキャスティクスでは、価格は切り上がったにも関わらず、上値を切り下げる弱気のダイバージェンスとなっており、下押しの兆しとなっている。

 

金標準先物の日足では、上値を5日SMAの6,181円、10日SMAの6,182円、25日SMAの6,190円がレジスタンスとなっており、上値の重さが意識される。ただ、下値でも260日SMAの6,124円がサポートとして意識される。日足でも狭いレンジ内での動きになっている。また、三角持ち合いの頂点に近づいていることから、上下どちらかに放れる可能性が高まっている。為替市場では、原油価格の上昇や米長期金利の上昇から、ドル高・円安になりやすいことから、金標準先物の下支えとなりやすい。

本日の注目点は、もみ合い相場から上下どちらに放れるかが焦点となる。相場的にも煮詰まってきていることから、放れると大きな動きになりやすい。

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