★4月1日以降の金標準先物60分足では、薄い雲の中でもみ合い相場となっている。ただし、夜間取引に入ると雲が直線となっていることで、上下どちらかに放れる。直近では24時間SMA(緑線)がレジスタンスとして意識され上値の重い展開になっている。120時間SMA(赤線)と240時間SMA(茶線)は緩やかに上向きになっている。
NY金先物市場は1731.20-1745.40ドルのレンジ相場となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控え、様子見ムードが強く、動意に欠ける動きも、やや利食いの売りが優勢となった。アジア市場の序盤で1745.40ドルまで買われた後は売りが優勢となり、ニューヨーク市場の序盤にかけて1731.20ドルまで反落した。米長期金利の動向を意識した買いが入り、一時1744.10ドルまで戻したが、その後は1740ドルを挟んだ水準で推移し、伸び悩む展開となった。
価格帯別出来高では、もみ合いながら出来高が膨らんでいることから、上下どちらかに放れると大きな動きになりやすい。相場の節目になるもみ合い相場となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)はゼロラインをわずかに下向けしたものの、横ばいになっていることで、トレンドレスの状態となっている。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、上方で%DがSlow%Dを下抜けしてきていることから、やや下押しバイアスとなっている。
金標準先物の日足では、75日SMAの6,148円と100日SMAの6,157円がレジスタンスとなって5営業日目となり、上値の重さが意識される。一方で、5日SMAの6,134円が下支えする展開になっている。上下どちらかに放れる可能性が高まっているので、注意が必要となる。NY金先物市場は、米長期金利の動向を睨みながらの展開になっている。心理的な節目となる1,700ドルは維持して推移している。為替市場では、心理的な節目となる110円が上値目処として意識されているものの、109円台後半で推移しておりドルは底堅く推移している。
本日の注目点は、上下の抵抗体をどちらに抜けるかが焦点となる。もみ合いが続いた後に上下放れの動きになると大きな動きになりやすいので注意が必要となる。
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