★3月26日以降の金標準先物の60分足では、雲のネジレ近辺で推移していることから、トレンドの加速や反転など寄り付き後相場の節目になりやすい。高値圏で横ばいとなっており、次の相場材料待ちの状態となっている。
NY金先物市場は1706.40-1731.60ドルのレンジ相場となった。ほぼ前日比横ばいで推移していた金先物価格だが、週間の米失業保険指標が予想より悪化したことで、米10年債利回りが低下しドルが全面安となり、金先物価格は上昇して引けた。アジア市場の序盤で1706.40ドルまで下落したが、米長期金利の低下を受けて金先物は反転した。通常取引終了後の時間外取引で1731.60ドルまで買われている。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしたことで、買い方からの『やれやれ売り』は一巡した。ただ、下値では出来高が多いことから、上値が重くなると利益確定目的の売りが出やすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン上方を横ばいとなっており、トレンドレスの状態となっている。さらに、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ高水準で横ばいとなっている。短期的には過熱感が出ていることから、下落調整的な動きになっても不思議ではない。
金標準先物の日足では、レジスタンスとして意識されていた5日SMAと10日SMAをしっかり上抜けした。しかし、上値では75日SMAの6,151円や100日SMAの6,169円、260日SMAの6,178円がレジスタンスとして意識される。このレジスタンスを上抜け出来ると、強い戻り基調として意識される。NY金先物市場は米長期金利の低下が意識され、NY市場では心理的な節目となる1,700ドルを一度も割れずに維持した。一方、為替市場では米長期金利の低下から全般ドル売りが強まり、ドル/円でも110円台半ばまで押し戻される展開になっている。
本日の注目点は、上値にあるレジスタンスを上抜け出来るのか、それとも再び押し戻される展開になるかが焦点になる。押し戻された場合は、5日SMAの6,073円や10日SMA6,069円を維持出来るかも注目点になる。短期的には、やや買われ過ぎ過熱感も出ていることから、上値が重くなると利益確定売りも出やすい地合いになっている。
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