★3月22日以降の金標準先物60分足では、雲のネジレで反転すると戻り基調が継続し6,100円台を回復した。しかし、6,100円がサポートとして意識されるも、戻り基調も一服してもみ合う展開となっている。引けにかけては高値引けとなっていることで、週明け寄り付きの動向が注目される。
NY金先物市場は1718.80-1735.50ドルのレンジ相場となった。米長期金利の上昇を眺めながら下押しした局面では、一時1720ドル割れと週安値を更新した。ただその後にドルが対ユーロで売り戻されると、ドル建ての金先物は割安感から買い優勢となり1730ドル台を回復した。週引けにかけてそのまま底堅く推移した。通常取引終了後の時間外取引では1730ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、下値で出来高の多い価格帯があることから、上値が重くなると利益確定目的の売りが出やすい。もみ合いながら出来高が膨らむかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上昇でシグナルと共に上向きになっていることで、上昇基調は継続している。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ高水準から上値を切り下げる展開になっていることで、上昇の勢いは鈍化している。正反対の動きになっていることから、寄り付き後の動向がポイントになる。
金標準先物の日足では、上値を5日SMAの6,066円と10日SMAの6,077円が抑えていることで、上値の重い展開になっている。ただ、下値では下向きの25日SMA6,031円がサポートして意識され下支えする展開が続いている。上下どちらに放れるかが注目点になる。NY金先物市場は、米長期金利を眺めながらの展開となっており、上値の重い展開になっている。ただ、心理的節目となる1,700ドルは維持している。為替市場では、米長期金利が上昇していることや米国株高からリスク選好の円売り基調となっている。そのため、金標準先物の下支えになっている。
本日の注目点は、上下にある抵抗体を上放れするのか、それとも下放れするのかが焦点となる。米国の長期金利の動向を睨みながらの展開がしばらく続きそうである。一方で、インフレ率上昇によるヘッジとしての金買い材料もあるので、過度な下押しにもなり難い。
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