★3月19日以降の金標準先物60分足では、一時急騰したものの押し戻される展開になった。ただ、雲の下限がサポートとして意識され下抜けることなく、雲上限を維持している。寄り付き後に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1720.30-1744.80ドルのレンジ相場となった。NY朝方は軟調な株式市場を眺めながら、安全資産とされる金に買いが集まる場面があった。もっとも、為替市場でドル高が対ユーロなどで進むとドル建ての金先物は割高感から売り戻しが優勢となり、そのまま上値重く引けた。ニューヨーク市場の序盤にかけて1744.80ドルまで買われたが、ユーロ安や米国株高を意識した売りが観測されており、1720.30ドルまで反落した。時間外取引で1730.20ドルまで戻したが、金先物の上値は重いままだった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしたことで、戻る場面ではレジスタンスとして意識される。6,100円手前で出来高が多いことから、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値の重石となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルとデッドクロスして両線とも下向きになっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、低水準で%Dが横ばいになっていることで、下落のモメンタムは鈍化していきている。
金標準先物の日足では、一時5日SMAと10日SMAを上抜けしたものの、上ヒゲを残して再び下抜ける展開になっている。改めて上値の重さが意識される展開になった。ただ、下値では25日SMAの6,031円がサポートとして意識されている。NY金先物市場は、米国株高やドル高が嫌気されたものの、心理的な節目となる1,700ドルは維持されており、底堅く推移している。為替市場では、上値の重かった心理的節目となる109円台を回復しており、金標準先物の下支えになっている。
本日の注目点は、上下に挟まれている抵抗体を放れることが出来るかにある。
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