★1月22日以降の金標準先物の60分足では、戻り上値が重く一目均衡表の雲下限がレジスタンスとして意識され押し戻される展開となっている。寄り付き後に雲のネジレがあることからトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。下値では、6,150円が意識されており、下値目処として意識される。
NY金先物市場は1828.40-1851.50ドルのレンジ相場となった。欧米株安によるリスク回避は昨日に続き安全資産である金購入につながらなかった。リスク回避のドル高がドル建て金価格の割高感につながり、上値を重くした。アジア市場で1851.50ドルまで買われたが、その後は伸び悩み。ニューヨーク市場の序盤にかけて1828.40ドルまで下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明前に1849.20ドルまで戻したが、結果判明後は1845ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯がレジスタンスとして意識され押し戻される展開となっている。買い方からの『やれやれ売り』が上値の重石となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがレジスタンスとして意識され再び下向きになってきている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることで、下押しバイアスが強いことを示している。
金標準先物の日足では、5日SMAが緩やかに下向きになりレジスタンスとして意識されているため、上値が重くなってきた。下値では、260日SMAの6,091円がサポートとして意識される。NY金先物市場では、リスク回避の買いよりも、リスク回避のドル買いの売り材料に押される展開になっている。ただ、為替市場では、リスク回避のドル買いが強まっていることから、金標準先物の下支えとなる。
本日の注目点は、下押しバイアスが強くなってききていることで、260日SMAで下げ止まるかが焦点となる。
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