★6月13日以降の金標準先物の60分足では、心理的節目となる8,000円が上値目処として意識され引けにかけて上値が重くなる展開になった。ただ、24時間SMA(緑線)がサポートとして意識されている。寄り付き後に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1836.10-1961.50ドルのレンジ相場となった。米連邦準備理事会(FRB)による積極的な利上げにより、米景気減速懸念が高まるとの見方から安全資産とされる金には買いが入る場面があった。ただ、米国の3連休を前にこの日は利益確定の売りが優勢となった。アジア市場の序盤で1861.50ドルまで買われたが、ドル売りが縮小したことから、安全逃避の金買いは一巡した。ロンドン市場では1850ドルを挟んだ水準で推移したが、主要通貨に対してドルは反発したことから、ニューヨーク市場で金先物は弱含み、通常取引終了後の時間外取引で1836.10ドルまで売られた。
価格帯別出来高では、7,850-7,900円で出来高が多いことから、上値が重くなると利益確定売りが出やすい。高値圏で出来高が膨らんでいないことから、今後8,000円前後で出来高が膨らむかが焦点になる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルを下抜けしていることから、トレンド転換に兆しとなっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも%DとSlow%Dの両線が下向きになっており、下押しバイアスが残っている。寄り付き後の両オシレーターの動向が注視される。
金標準先物の日足では、レジスタンスとして意識される5日SMAと10日SMAを上抜けしたことで、短期的には戻り基調となってきている。NY金先物は、米景気減速の懸念から買いが入る一方で、3連休を控えて利益確定売りに押される展開になった。為替市場では、135円前後での円安基調が継続しており金標準先物の下支えになりやすい。
本日の注目点は、5日SMAの7,898円や10日SMAの7,911円が相場を維持出来るかにある。また、上値では心理的節目として意識されている8,000円を上抜け出来るかも焦点となる。60分足では、やや上値の重い展開となっているが、寄り付き後に雲のネジレがあることから、上下どちらかに放れるかも注目される。
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