★11月18日以降の金標準先物の60分足では、心理的な節目となる6,100円がレジスタンスとなり小幅もみ合いとなった。24時間SMA(緑線)も横ばいとなっていることで、短期的な下落基調は後退している。先行き一目均衡表の雲があるため、雲の下限がレジスタンスとして意識されやすい。
NY金先物市場は1798.60-1816.30ドルのレンジ相場となった。連日上昇していたNYダウが感謝祭休場を前に利食い売りが入っていることもあり、金先物も連日の大幅安の反動で利食いの買いが入り3日ぶりに反発した。もっとも引けにかけては売りも入ったことで、小幅な反発にとどまった。アジア市場で1800ドルを下回ったが、ニューヨーク市場の序盤にかけて1816.30ドルまで戻した。
価格帯別出来高では、小幅にもみ合いながらも出来高が膨らんでいることで、押し目買いが入っていることを示している。継続的に買いが入ってくるかが今後の焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方から戻り基調が続いていたが、横ばいとなってきたことで戻りの勢いも鈍化してきている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dの両線が下向きとなっていることで、下押しバイアスが強いことを示している。
金標準先物の日足では、200日SMAの6,119円を下抜けしたことで、一転レジスタンスとして意識される。下値では心理的な6,000円や260日SAM5,922円が下値目処として意識される。NY金先物市場は、大幅下落の反動から買い戻しが入ったものの、相場的には上値の重くなる材料が多いため、買い戻し一巡後は弱含む可能性が高い。為替市場では、米国が感謝祭で休場となるため、一方的な動きにはなり難い展開が予想される。ただ、材料次第では、NY市場で参加者が少ないだけに大きく動く可能性もある。
本日の注目点は、200日SMAを回復出来るのか、それとも明確に200日SMAを下抜け下値模索の動きになるのかが焦点となる。60分足など超短期の相場でも、トレンドレスの状態となっていることで、新規材料待ちの様相となっている。
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