★11月6日以降の金標準先物の60分足では、小幅にもみ合う相場続いている。上値では、雲の下限がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。先行き雲の厚みが薄くなり、雲の抵抗力が低下することから上抜け・下抜けしやすくなる。下値では心理的な節目となる6,300円が意識されている。
NY金先物市場は1860.70-1883.00ドルのレンジ相場となった。米国や英国でコロナの新規感染者数が1日の最多記録を更新するなど、欧米でのコロナ感染の再拡大が深刻で、経済活動再開の動きが停滞するとの思惑が再燃し、安全資産とされる金に買いが入った。アジア市場で1860.70ドルまで下げたが、まもなく反転した。自律反発狙いの買いは一巡したが、米長期金利の低下や米国の政治不安を意識した買いが入った。
価格帯別出来高では、もみ合いながら6,350円前後で出来高が膨らんできている。上値では、6,450円近辺で出来高が多いことから、戻り場面では重石となりやすい。買い方からの『やれやれ売り』が一巡するまでは、上値の重い展開が継続する。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがレジスタンスとして意識されている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DとSlow%Dがかい離幅を広げながら両線とも下向きとなっており、下押しバイアスが強いことを示している。そのため、短期的には下落調整しやすい。
金標準先物の日足では、下向きの5日SMA6,391円と10日SMA6,385円がレジスタンスとなり上値を抑える展開となっている。下値では心理的な節目となる6,300円がサポートになっている。NY金先物市場は、米長期金利と米国の政治不安を意識した買いが入った。米国では、新型コロナウイルスの感染再拡大による経済活動規制の動きもあり、リスク回避の金買いにつながりやすい。為替市場では、米長期金利の低下からドルが売られやすい地合いとなっている。
本日の注目点では、リスク回避の動きから上昇しやすい地合いとなっているものの、上値もレジスタンスが多くあり上値の重い展開が継続しそうである。
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