★5月16日以降の金標準先物の60分足では、雲上限がサポートとして意識され下支えされるも、もみ合い相場が続いている。ただ、寄り付き後に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。上値・下値を切り上げてきていることから、緩やかな戻り基調が継続している。各SMAを上回っていることも戻り基調が継続していることを示している。
NY金先物市場は1830.60-1847.80ドルのレンジ相場となった。堅調スタートの米国株を受け、安全資産とされる金は売り戻しが先行した。しかしながら1830ドル手前からは切り返し、前日比プラス圏まで上昇した。米国株主要指数がマイナスに沈み、そのまま下げ幅を拡大したことで投資家の資金が金に向かった。アジア市場の終盤にかけて1847.80ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の中盤にかけて1830.60ドルまで反落した。ただ、利食い売りは一巡しており、通常取引終了後の時間外取引では1840ドル台で推移した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしていることや、もみ合いながらも出来高が膨らんできていることで、売り一巡後は戻り基調が継続しやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で上向きになってきていることで、シグナルとゴールデンクロス出来るかが焦点になる。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DとSlow%Dの両線が上向きになっていることで、戻り基調が継続している。
金標準先物の日足では、上向きになった5日SMAを上抜けしたものの、下向きの10日SMAがレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。NY金先物市場は米国株式が不安定な動きになっていることで、金の値動きも連れる展開になった。為替市場では、米金利が低下傾向にあることで円安基調が一旦後退していることから、金標準先物の上値を抑える展開になっている。
本日の注目点は、上向きの5日SMAと下向きの10日SMAに挟まれる展開になっており、上下どちらに抜けるかが焦点になる。また、60分足では寄り付き後に雲のネジレがあり、相場の節目にあることから寄り付き後の値動きがポイントになる。
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