★1月30日以降の金標準先物の60分足では、じり安から6,150円を下抜けると急落したが、6,100円前後では押し目買いも入り引けにかけて下げ止まる展開になった。
NY金先物市場は1784.60-1835.70ドルのレンジ相場となった。為替市場でドル高・ユーロ安が進み、ドル建ての金に割高感が生じたことで、売りに押された。バイデン米政権の追加経済対策への期待感で米株の上昇が続いていることが、投資家のリスク回避姿勢の後退につながっていることも、金の売りを後押しした。アジア市場で1835.70ドルから1816.40ドルまで下落。ロンドン市場で一時1827.30ドルまで戻したが、英中央銀行の金融政策発表後に売りが再び強まり、ニューヨーク市場の中盤にかけてはユーロ安を意識して1784.60ドルまで下げ幅は拡大した。
価格帯別出来高では、6,100円前後で急速に出来高が膨らむ展開になっている。ただ、6,200円から下値では出来高の少ない価格帯があり、値動きが大きくなりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で上向きとなってきており、持ち直しの様相となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、低水準で横ばいになっていたが、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きになってきた。オシレータからは、持ち直しの動きになっている。
金標準先物の日足では、260日SMAの6,108円がサポートとして意識されている。そのため、下げ止まることが出来るのか、それとも明確に下抜けするのかが注目される。NY金先物市場では、ドル高が嫌気され売られる展開となり、心理的節目の1,800ドルを下抜ける展開になっている。為替市場では、ドル高から105円半ばまで円安が進んでおり、金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点は、何度もサポートとなった260日SMAを維持できるのか、それとも明確に下抜けしてしまうのかが焦点となる。
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